2015年6月23日火曜日

羽田シアトル線の米国運輸省の判断とその後の動き

先日、米国運輸省が羽田発着枠で結論(最終決定)を出しました。
・羽田の発着枠はデルタで決定。
・ただし、デイリー運航を義務付け(+レポート提出)
・また、運輸省の許可無く運休があった場合は発着枠はアメリカンの羽田ロサンゼルス線に移る。

これで正式に運輸省から許可を得たデルタですが、
結局その枠は返上する事になったようです。

http://www.seattletimes.com/life/travel/delta-cedes-seattle-to-haneda-route-in-win-for-american/

ここでは、通年で運航を続けるだけの需要を獲得することが難しいとの判断の様です。
9月末までの夏ダイヤを以って、発着枠を返上し、アメリカンがロサンゼルス線を開設します。

2015年6月22日月曜日

Delta One at LAX

デルタが新しい地上サービスを始めたようです。
Delta One at LAX
http://www.delta.com/content/dam/delta-www/lax/index.html

そう呼ばれるこのサービスは、LAXのターミナル5に設置され、
Delta One利用者(つまり、トランスコンチネンタルのJFKか、長距離国際線)
あるいはDelta One、ST各社の長距離国際線へ接続する国内線利用者が
利用可能と記述があります。

USA Today(後述)では、さらにDelta360(招待制の上級会員)が利用可能とのこと。

パッと見た感じダイアモンドメンバーも
利用できないみたいですが、ほんとかいね。

所謂ファーストクラスチェックインのような
専用チェックインエリア、専用セキュリティ、ラウンジ直結
となっている模様。

USA Todayによれば、同様のチェックインエリアを
ニューヨーク(2016年前半から半ば)、
アトランタ、ミネアポリス、ソルトレイクシティ、シアトルと
その他のデルタのハブで計画している模様です。
http://www.usatoday.com/story/todayinthesky/2015/06/11/private-check-in-lounge-caps-deltas-terminal-5-upgrade-at-lax/71056200/


長距離国際線のファーストクラスのないデルタですが、
上顧客の囲い込みにかなり力を入れていますね。

AAのフラッグシップ・チェックインに対抗と考えればいいんでしょうか。
(AAの施設はLAX、MIA、JFKに導入済み)

2015年6月5日金曜日

スカイマークを巡る動き

スカイマークを巡る動きが活発化(?)してきているようです。
まずは、再生計画について。これを整理してみると
・ANAをが支援するインテグラル等の再生債務者案
・イントレピッド・エアクラフト・リーシングが独自の再生計画案

の2つが存在し、イントレピッドではANA以外の
エアラインが支援するとのことでしたが、今日付けの日経で、
デルタ航空等他のエアラインに連携を要請しているようです。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ04HOI_U5A600C1MM8000/
(会員限定記事)

どのような路を辿るかはわかりませんが、
スカイマークが再生してくれれば良いのですが。

次はエアバスA380です。
ユナイテッド航空が導入を検討との話が出ています。

どうやら実現可能性は低そうですが、こちらもチェックしていきます。

2015年6月2日火曜日

アメリカのプリクリアランス実施空港拡大に向けた交渉開始

5月29日にアメリカ合衆国国土安全保障省は
既にカナダなどで実施しているプレクリアランスの拡大に向けた交渉に入る空港を
発表しました。日本の成田空港を含む10空港との事です。

http://www.dhs.gov/news/2015/05/29/dhs-announces-intent-expand-preclearance-10-new-airports

アメリカのプレクリアランスを済ませてしまえば、
アメリカ到着時には国内線と同じ扱いになるわけですから、
随分と便利になるかと思いますし、
東アジアでは、最初(?)の空港になるんですかね、成田は。

合わせて、グローバルエントリーも日本のパスポート保持者に対しても
拡大することも言われているようですので、注目ですよね。

成田空港としても内外の空港に対してアピールできるのではないでしょうか。