2019年2月26日火曜日

Delta American Express Gold Cardの使い方

デルタとアメックスの提携カードは長らく
デルタ航空のゴールドメダリオンが自動で付帯するカードでしたが、
今は入会初年度以降は決済金額に応じた利用付帯サービスに切り替わりました。

付帯するゴールドメダリオンによるメリットが各所で強調されていると
思いますが、カードの基本的な性能はアメックスのゴールドに準じており、
その他のサービスも使いこなすととても便利です。

ここでは今までの利用経験から便利だと感じた内容についてご紹介します。

1.オーバーシーズアシスト
海外旅行先で日本語でのサポートをしてくれるオーバーシーズアシスト。
特にゴールドカードの場合はもしもの時の医療サービスを受ける上でのアシストを
してくれるので安心感がありますが、私は利用経験が無いので使い勝手をレポートはできませんが、、。

一番使うことが多いのはレストランの予約ではないでしょうか。
今はYelp、Opentable等のサイトからオンラインで予約が完了するレストランもあるので
アシストは要らないという方もいらっしゃるかもしれませんが、
対象エリア、予算、時間から候補を絞り込んでもらい、さらに予約までお願いできるのでとても便利です。
例えば、アメリカ旅行中にフライト搭乗前に電話で相談して夕食の予約を確定できれば、
到着後スマートに移動できますよね。
その他にも友人家族と一緒の大人数でというときも、そのようなテーブルの準備が可能か
聞いてくれるのでとても助かります。

依頼の中には、対応頂けないものももちろんあります。
交通機関のチケット手配等はお願いできないのですが、手配の方法や、時間等を電話で教えて頂きました。
私はニューヨークの遊覧ヘリに乗ってみたかったのですが、アメックスのデスクでは
チケット手配はできないが、この時間帯はまだ枠が空いているようだと教えて頂きました。

この様に100%こちらの依頼に応えられるわけではありませんが、
対応頂ける範囲の中でできる限りの対応をしてもらえていると感じました。

2.手荷物無料宅配サービス
これはその名の通りでスーツケースを送る場合はとても重宝します。
残念ながら成田、中部、関空からのみなので、自宅からの発送と羽田からの発送は対応してません。
成田でも午前中に到着すれば、その日のうちに受け取れる方も多いと思いますので
ストレスも、受け取るまでのタイムラグも少なくすることができると思います。

3.旅行保険
国内旅行は利用付帯、海外旅行は自動付帯(一部利用付帯)です。
私は携行品損害でトランクを直したことがありますが、カードの保険の場合は
一部自己負担がありますのでその点は注意が必要です。
海外旅行時には治療費と救援費に多めに積んでおくと良いとされていますので、
複数のカードでカバーしつつそれでも不足する分は
空港等で旅行保険に加入するのが良いと思います。

4.アメックス利用による各種キャッシュバックキャンペーン
最近アメックスが頻繁に開催しているのがこの手のキャンペーンで
例えば、コンビニで500円以上利用で2割キャッシュバック(最高1,000円まで)や、
対象のヒルトングループホテルで35,000円以上利用で7,000円キャッシュバック等
日常生活から旅行などの特別な時まで幅広くキャッシュバックされます。
一点注意すべきは、キャッシュバックは請求額との相殺に使われるので、
実際にお金が戻ってくるわけではありません。
アメックスを常日頃から使ってくださいというメッセージではないかと私は感じてます。
アメックスが開催するのこのキャンペーンは、家族カードでも、セゾン等の他社発行のカードでも
対象となるようですので、複数枚持っていればその分割引も大きくなります。
デルタアメックスは家族カードが一枚無料なので、一枚用意していけば、
家族の日常利用時にも割引になるというメリットもあります。

5.デルタ航空ゴールドメダリオン、スカイチームエリートプラス
デルタ航空搭乗時と、その他のスカイチーム加盟航空会社の搭乗時で
受けられるサービスが若干異なります。

デルタ航空、その他のスカイチーム加盟航空会社の
どちらを利用する場合でも受けられるサービスに、スカイプライオリティがあります。
優先チェックイン、優先セキュリティ&イミグレーション、優先搭乗、
優先乗り継ぎ、優先手荷物受取が、スカイチーム加盟各社共通で受けられます。
赤枠に白文字のSky Priotiryサインも共通なので迷うことも無いと思います。
各社でサービスレベルが統一されており、分かりやすいですよね。

スカイプライオリティには含まれていませんが、
国際線に搭乗するスカイチームエリートプラス会員は
本人+同行者一人をスカイチームのラウンジを利用できます。
国際線に乗る当日に限り有効なので、国内線と国際線に同日乗り継ぎの場合には国内線搭乗前でもラウンジが利用できますが、
乗り継ぎで日付が変わる場合には国内線搭乗前にラウンジは利用できません。
また、国内線のみを利用する場合にもラウンジの利用権がありませんので、注意が必要です。

デルタ航空利用時には、さらに無制限の無償アップグレードがあります。
これは、一部路線を除く米国国内線のエコノミーを購入した場合、上位のクラスに
空きがある場合に自動的にアップグレードがされるというものです。
このアップグレードの対象となる路線とアップグレード座席は決まっており、
・エコノミーからDelta Comfort+へはどの路線でも対象
・エコノミーからファーストクラスはファーストクラス提供路線で対象(主に米国国内線と近距離国際線)
・エコノミーからデルタ・ワン(ビジネスクラス)へは、米国内路線のみ対象(アップグレードは出発当日に確定)
となっています。長距離国際線で提供されるデルタ・ワンと、プレミアムエコノミーであるDelta Premium Selectは
アップグレードの対象になっていません。

デルタ航空の上級会員はダイヤ、プラチナ、ゴールド、シルバーの順なので、
ゴールドにアップグレードが回ってくることはそこまでないかもしれませんが、
同行者が一人の場合に限り、二人ともアップグレードされる可能性もあるので
上位のクラスに空きがある場合には期待して良いかもしれません。
私は、シカゴニューヨーク線で同行者とセットでアップグレードされたこともあります。
国内線とはいえ、食事にお酒も出るのでフライトを楽しめるのではないでしょうか。

一点注意が必要なのは、米国国内線の場合はアップグレードされてファーストクラスと
なってもラウンジの利用権はつかないことです。

上級会員になると、インボラの可能性も期待されている方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は2012年にニューヨーク成田線で1度だけアップグレードしてもらった経験しかありません。
最近は上級クラスの座席も少なく、かつてほどインボラは望めなくなっているのかもしれませんね。

このカードを使った経験から、カードの特典を活用するには
ある程度の頻度で海外旅行に行き、かつカード決済も行うことで
そのメリットを享受できるのかと思います。